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神戸新聞さんに取材頂きました

2024-09-10

いつもお世話になります

この度、神戸新聞社に弊社が経営する「能登柴垣海岸はるこ」の記事を取り上げて頂きましたので配信させて頂きます。

【神戸新聞】9月4日朝刊記事

「能登の民泊 再開目指す」

小森さんの母方の祖母粟木春子さんは、20年ほど前まで自宅で民泊を経営。3分ほど歩けば海水浴場に足を運べ、

夏場は多くの海水浴客らでにぎわった。大阪府豊中市で育った小森さんも毎年お盆の時期に母はるみさん(78)らと訪れ、

いとこと遊んだり海で魚を捕ったりして楽しんだ。春子さんが高齢となり民宿は廃業。空き家となった建物は取り壊しも検討したが、

小森さんが「祖母に恩返ししたい」と改修を決めた。国の補助金も活用して民泊施設に再生。重伸が経営し、近くに住む親族らが管理する。

昨年7月には高齢者施設に入所していた春子さんが足を運んだ。玄関に入るとうっすらと目を開け、表情が少し和らいだという。

その場に居合わせた小森さんは「祖母は認知症だったが、自分の民宿ってわかってうれしいかったんやろうな」と振り返る。

春子さんは数日後、96歳で亡くなった。

「観光客に来てもらってこそ復興」

今年の1月の地震で羽咋市は震度5強の揺れを観測。民泊客やスタッフは無事だったが、建物は2階を中心に床板が盛り上がり、

外壁にひびが入るなどの被害を受けた。周辺は液状化し、近くの民家は全壊した。

施設は休業し、7月末まで能登半島を南北に貫く「のと里山海道」の復旧に携わる作業員らが拠点として利用した。8~10月は7部屋ある客室のうち

被害の少なかった2部屋のみで営業し、11月から4か月間は修繕のため再び休業する。

小森さんは羽咋市を毎月訪れ、業者と修繕の打合せをしている。「観光客に地域へ来てもらってこそ復興と言える。

昔の自分が楽しんだように、再開後は子どもを連れた家族も泊まってほしい」と願う。

寄付は10月13日まで。CFサイト「キャンプファイヤー」で「古民宿」と検索する。寄付額は5万円と10万円が選べ、最大4人まで利用できる施設の民宿券などの返礼品を用意する。